無計画なナンピンは命取り!? 知っておきたい知識と技術
FXの教本なんかに対外書かれているテクニックの1つに「ナンピン」と言うのがある。
今日はそのナンピンが本当に使えるテクニックなのか解説。
ナンピンとは
そもそもナンピンとは「難平」と言う漢字で書く。
これは「難を平にする」という意味で、損失が発生すると、さらに掛け金を追加してその儲けで損失を相殺しようと言うものだ。
事例で確認
具体的にどのようなシチュエーションで使うのか。
例えば上昇を見越して120円ドルで買ったが予想は外れ119.50円ドルになってしまった。通常なら損切りか売り注文を出すところさらに買い注文(買いまし)を行った。 この場合119.75円ドルまで上昇すれば損失を相殺できるという具合だ。(スプレッドを考慮しない場合)
「もし途中で上昇せずに下落が進んだら?」
もちろんその場合は損失がさらに大きくなってしまう。そのため教本などでは初心者にはおすすめしないと書かれていることが多い。
なぜナンピンをする?
根拠のないナンピンはさておき、通常であれば相場は常に上昇と下落を繰り返している。
そのため適切なタイミングでナンピンすることで利益は出せるのだ。
エントリーのテクニック
ナンピンをする時、所持しているポジションと同じ分ナンピンするのもよいが、その際2倍のポジションでエントリーするのがおすすめだ。
こうすることで含み損を早く相殺することができる。しかしデメリットとしては、その分リスクも高くなってしまう。
ナンピンと損切り
結局のところ、ナンピンは知識よりも経験が大切になってくる。なぜなら知識でわかっていても相場は常に変化するからだ。
またナンピンというのは逆に言えば損失を受け入れられず損切り出来ない状態ともいえる。
そのため多くのプレイヤーは感情的な状態でナンピンしてしまいがちなのだ。
というわけで、初心者はナンピンするよりも、早めに損切りしてしまう方がよいだろう。
まとめ
ナンピンは含み損を相殺する方法としてはよいが、リスクも高くなることを頭に入れておこう。
正直なところ、ナンピンするくらいならきっちり損切りする方が賢いてだと言える。
大学卒業後、公務員を数年務める。日々の生活に矛盾や違和感を覚え、大学時代から続けているFX一本で生計をたてることを決意。主にFX・オプション取引を中心に扱う。手法はテクニカル分析で、スキャルピングとデイトレード。をメインとしている。 Twitter:@@Gorilla_FX