ファンダメンタルズの基礎2 短期と長期、どちらの相場が向いてるか

ファンダメンタルズ

ファンダメンタルズ分析は短期向き?長期向き?

ファンダメンタルズ分析とは「経済の基礎的な要因」で、それを分析することで今後の値動きを予想しようというものだった。

ファンダメンタルズ分析の基礎

 

為替相場の成り立ち

そもそも為替の相場はどのように決まるのだろう。
一説では「通貨の購買力の比率によって決定する」と言われている。

通貨の購買力が強ければ当然その通貨の価値は高くなる。
一方相手国の価値はその逆に低くなるという具合だ。

 

短期相場

ファンダメンタルズ分析でよく使われる経済指標。
これらは景気動向のシナリオを描いていく上で重要な情報だ。

しかしあくまでこれらは今後の動向を把握するためのもので、エントリータイミングを計るものではない。ゆえに短期的な相場予想には向いていないといえる。

 

長期相場

では長期相場での活用はどうだろうか。

そもそも長期相場で利益を出すには、ある程度先の動きを予測できている必要がある。
そのため、テクニカル分析だけでなく、ファンダメンタルズ分析も重要だといえる。

 

分析方法

ファンダメンタルズの分析は短期と長期に情報を分けて考えるとよい。

短期の場合、ニュースを元に分析する方法がある。
例えば最も取引数が多いドル円。アメリカと日本のニュースを見比べどちらがプラス要因の多い報道がされているかチェックする。そしてプラス要因の強い方の通貨価格が上がると判断する。これはデイトレなど短期的なトレードに向いている分析法だといえる。

一方長期的な分析は経済指標を参考にするとよい。
特にアメリカの経済指標が重要で 、雇用統計は最低限チェックしたい

まとめ

ファンダメンタルズ分析はあくまで長期トレーダー向きだ。
しかし、それは短期トレーダーにファンダメンタルズ分析が必要ないということではない。

経済指標などでおおまかな流れを認識し、ニュースなどからその日の動きを思い浮かべるとよりよいトレードができるのではないだろうか。