こんにちは。専業FXトレーダーのゴリラです。毎日雨ばかりで憂鬱な日々ですが、コロナが流行る近日はちょうど良いかもしれませんね。
まあそんなことはさておき、今回シェアしたい情報。それは
FX初心者にとって、もしかしたらとても重要なことかもしれません。
もしかしたらというのも、これから紹介する内容は、多くのトレーダー、証券マン、FX関連の著者の主張と真逆であり、間違っているかもしれないからです。
ただ、個人的な経験や実績を踏まえ、私自身の考えることとして押さえていただければと思います。
そうだなと思えば参考にし、いやそれは違うよねって場合は一意見として捉えていただけたら幸いです。
FX取引の時間帯について
まずは先日、FXの取引時間帯ごとのトレード特徴を紹介しました。
※前回記事:チャートやテクニカルよりも先にFX初心者が知っておくべきこと
そこで値動きが緩やかな時もあれば急変する時もあると書きました。
そして今回のお話になります。
FX初心者にNY市場はお勧めできない?
多くの文献、サイト、講演会でも、FX初心者は値動きの活発なNY市場の時間帯での取引を勧めています。
私もFXを始めた頃はそうだと思っていました。なぜなら、値動きの少ない時間帯にトレードするよりも値動きが激しい時間帯にトレードしたほうが利益が上がりそうだと思ったからです。
普通に考えればそうだし、実際、値動きの激しい時間帯の方が利益をあげることができます。
ただ、それはある程度経験がある、もしくはFXトレーダーとしての資質が身についてからの話です。
なぜ初心者はNY市場でトレードするべきではないのか。
FX初心者がNY市場でトレードするべきではないというと、少々強めな言い方になってしまいます。「なるべく控えた方がいい」という表現でしょうか。
とにかく、一番まずいのは、FXで利益をあげたいから、みんないいといっているNY時間にトレードするんだという考え方です。
「NY時間でのトレードは値動きが激しい=大きく利益を出せる」
なぜそんなことがいえるのか。逆に考えてみて欲しい。
「NY時間でのトレードは値動きが激しい=大きく損失を出す」
利益を出せると同時に損失を出すことは表裏一体なのです。
勝つか負けるかはどの時間でも同じ?
別に勝つか負けるかはどの時間帯に行っても同じでは?そう思うかもしれませんが違います。
利益を出せるトレーダーは利益が出る時間帯に行います。利益が出る時間帯は値動きの大きいNY市場です。
つまり利益が出せる(強敵)トレーダーはNY市場に集るのです。それは専業トレーダーでも片手間でトレードしてる人でもです。ということは、NY時間のほうがそうでない時間帯に比べ強敵が集まりやすいのです。
FXは、勝つ人がいる一方負ける人がいる。強敵に初心者は勝てるわけがない。つまい初心者は強敵に資金を吸い上げられる構造になっているのです。
メンタルマネジメントの穴
敗因はそれだけでありません。FXで最も大事なことは「資金を守ること」です。
詳しくは:負けたらやめる。pipsで決める逃げライン
資金を失うことは損失を出すことになります。この損失というのは一言で「金がなくなる」ということです。普通の人であれば、お金がなくなれば正常な精神ではいられなくなります。
「やばい、失った分を取り戻さなくては」
その感情が大きくなればなるほど客観的、分析的なトレードはできなくなります。参戦して負ける。参戦して負ける。それを繰り返すうちにますます感情は悪化。気づけばもう取り返せない状況に。
冷静さを失っても、一旦深呼吸したり、席を外したりすることでリカバリーできるが、何せNY時間は値動きが激しい。そんな余裕はないこともある。まあ内容なトレードは冷静さを失ったが故にのエントリーが原因なんですけど。
要は、メンタルマネジメントの重要性をわかっていない初心者はこのプロたちの戦場で簡単に血飛沫をあげる結果となります。
まとめ
初心者が劇的に利益を挙げられるほど市場は甘くない。
少しずつ利益と経験と知識を積み上げていくべきである。
つまりNY市場は初心者に向いていない。
と、私は思うんですけど、皆さんはどう思います??
余談・・・
ちなみに欧州市場とかでも割と値動きしますよ?
東京市場→欧州市場→NY市場
みたいな感じでレベル別にやってけば良いのではないでしょうか?
大学卒業後、公務員を数年務める。日々の生活に矛盾や違和感を覚え、大学時代から続けているFX一本で生計をたてることを決意。主にFX・オプション取引を中心に扱う。手法はテクニカル分析で、スキャルピングとデイトレード。をメインとしている。 Twitter:@@Gorilla_FX