FXで知っておくべき知識、土日開けの「窓」について

初心者

こんにちは。専業トレーダーのゴリラです。月曜ということで今週もスタートなわけです。今日紹介するのは、月曜に関係する「窓」についてです。

それ何?という方はもちろん、既に知っている方も是非確認という意味で一読ください。

月曜に発生する「窓」とは

FXにおける「窓」とは、日曜のローソクと月曜頭のローソクが途切れて隙間ができることです。

この窓が発生する場合、値動きが一時的に大きくなります。

英語だとGAP(ギャップ)などと行ったりします。また前日からの開き方向で、上に開く場合は「上窓」、下に開く場合は「下窓」といいます。

この窓が発生する時は注意が必要です。

ゴリラ
ゴリラ

 窓=チャートでの隙間       
 上窓=上方向に開いた窓
 下窓=下方向に開いた窓

窓開けはいつ発生する?

窓開けは週の頭である月曜日に発生し、時間帯は朝の4時くらいです。

これはニュージーランドウェリントン市場が開く時間で、世界で一番早く動き出す市場だからです。

必ず大きな窓が発生するわけではありませんが、この時間は窓を意識しておくことが大事です。

窓開けの注意事項

窓開けはレート変動に注意しましょう。

一般的に開いた窓は閉じる方向に動くと言われています。なので一気に上昇してるから買いとか、下降しているので売りなどと判断しないようにしましょう。

逆に窓が埋められるとその後反発する動きを見せることがあります。一気に上昇、それに対して逆のエントリーが入るので、さらに逆の動きをするということです。

ゴリラ
ゴリラ

窓が発生→逆の方向に動く(窓埋め)→さらに逆の方向に動く(反発)

窓が埋まらないケース

以上のように、一応流れがあるのですが、時にこの流れが適応されない場合があります。

例えば大きなニュースが起こった場合などがそれにあたります。窓が発生したので逆方向に動くと思い逆張りしていたら、戻らず大きな損失を出してしまうなど。

窓埋めをトレード手法にすることは、大きな利益を狙える一方、大きな損失をだすリスクもあるということです。

わざわざリスクをおってわざわざトレードすることもないのかなと思います。そんなことをせずとも普通にトレードしていたら利益はだせます。

週末土日に決済できなかった?

窓埋めのリスクはわかったし、まあ自分には関係ないかなと思っていると、実は怖かったりします。

窓開けは週明けに起こりますが、逆に週末はどうでしょう。FXの取引市場終了日は金曜ではなく土曜の朝だということは先日お話ししました。
※前回記事:チャートやテクニカルよりも先にFX初心者が知っておくべきこと

この土曜日の時点でポジションを持ってしまっていると非常に危険なのです。なぜなら、その後土曜、日曜と市場が休みなので、決済行為ができなくなってしまいます。次に決済できるのは、週明け月曜日ということになります。で、月曜日は窓開けが発生する可能性がある、つまり大きな損失を出す可能性があるということです。

ゴリラ
ゴリラ

ポジションを持ったまま週末に→決済行為が行えない→週明けに「窓」→大きな損失に(利益になる場合も)

失敗談

恥ずかしながら個人的な失敗経験があります。金曜夜に飲酒しながらトレードを行ってました。結構眠くなってきたのですが、いい感じのポジションを保有していて、利確するにはもったいないし、もう少し利益が伸びるだろうと思っていました。

FXを始めた当初は、OCOなんか使わず、クイック決済していたものでした。言わずもがなその後寝落ちしてしまい、翌日は既に土曜の日中。もちろんポジションを保有したままの土日突入。

生きた心地のしない休日を過ごしました。

週明け、値動きが気になるところでしたが、そんなに動きはなかったのが救いでした(損失は出ていたが)。

土日の時点で月曜頭に損切りを入れると決めていたので、とにかく損切りから入った週でした。

それ以来、金曜時点で必ずポジションをしまうと同時に、金曜夜は決済予約も入れておくことをルール化しました。

まとめ

週明けの「窓」の現象を知っておく。そして、個人的には窓開けを狙った手法は行わない。また、週末には、窓開けのリスクを回避するため必ずポジションは閉じる。

余談・・・窓開けを狙うなら

もし窓開けをねらうなら、時間帯的に4時にトレードできなくてはいけません。
この時間にトレードできるFX会社は少ないので、必要があれば押さえておきましょう。

一応「サクソバンク証券」は、朝の3時から取引ができます。確認してみてください。

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